短歌

sanctus,sanctus 黄金(きん)の西日差す便器の白き肌を讃えよ

投稿分 ホームとの隙間に潜む眼差しが呼んでいるから群集になろう 新規 六畳が広くて広くて広くて広くて(広くて広くて)――谺?

脳髄をオートマトンに引渡しマネキンになるための街角 改作→脳髄を自動人形(オートマトン)に売り渡し人形(マネキン)になれる病院はどこだ 葬儀屋の車が走る老人と死人ばかりが棲む家並みを

泣き顔に見えるのだろうバックルに歪んで映るこの表情は 変わらないものなど何も無いように変わるものなぞ一つきりない どう見ても左脳で詠んでいます、本当にありがとうございました。

先週のとか古いのとか、とりあえず投稿分

(マゾヒストなんだ……)日焼けに火照る身を42℃の風呂へ投げ込む 植物になりたい、なるたけマイナーで毒草マニアは知ってるような 「いったい何がしたいんだろう」なんて呟く三度目の戌は俺

これからの課題

・どうしても三句切れにしてしまいがちなのをどうにかする。 ・内容に即した音韻を心がけたい。 ・かっこつけない。

どうも今週は呼びかけたかったらしい

一度だけメイドと飲んだあのバーが潰れたという カチューシャよ何処 どろどろとカートに引かれて年寄りよ今更どこへ行くと言うのだ ジーンズの女よ振り向くことなかれその曲線がお前の全て

1週間の歌(詞書省略)

月曜の空が高くてどこまでも青くて鼻持ちならない朝だ おもむろに火曜はカレーの日と決めて水中メガネを買いに走った 失敗の記憶はみんな水曜で芋づる式にみぃんな出てくる 元カノのメル友だったあのひとは木曜みたいな色合いでした バーボンを飲み干すだけ…

一生をうやむやのまま逃げ暮らし煙のように消えてゆきたい

元日の空が青くてどこまでも高くて今年が嫌になった

嘘ばかり重ねて生きた二年間、カサブタ剥がして食べるみたいで

日本酒が抜けてくれない朝方に胃液の臭いを噛み殺してた

反戦委員会の彼ら

革命を声高にする若者も着ているものは量販店で いくらかの共産主義の学生がベルリンの壁に取り残された やわらかい真っ白な手の若者がアジビラを撒くよく晴れた午後 結局はサル山のボスになりたがる 資本主義者も共産主義者も

消えかけた左直レーンの矢印が1/2に引き裂いている

アクセルを踏んで悩みも内臓も後ろに置いて吹っ飛んでいけ

「ハンドルを切れば惨事」の衝動が肩甲骨の間で疼く

少し改作

前を行くテールランプの誘惑にアクセル戻す夜の山道

目の前のテールランプがチカチカと俺の正気に警鐘鳴らす

??

ひとごとの様に過ぎてく毎日はゴムつけてしてるみたいな感じ

小市民的

人の金で美味い魚を食ったから今はなんでも許せる気分

気持ち悪いついでにもういっちょ思いついた

存在の軽さに思考をめぐらせる余力すらない吐き気なのだ

あー、気持ち悪い

サルトルの思想は理解できないが吐き気だけなら共有できる

タイトル付けを諦めつつある

なにひとつ根本的な解決になっちゃあいない、なっちゃあいないが

最近ろくなもんじゃない

猫追尾マシンになって近所中追い掛け回し癒されてたい

もっと技術を身につけんとなぁ

一つだけいいこと思いついたけど猫に餌をやったら忘れた →一つだけいいこと思いついたけど猫に餌をやってて忘れた(9/17)

この部分に書くことを考えるのが面倒になってきた

首を横に振っては全部諦めて堂々巡りする扇風機 キーボードを這いずり回る指先も思い通りにならないなんて 何一つ明るい歌を詠んでないことに気づいて八月も終わる

今日は時間が早いな

道端に生えてた草が枯れていた 今年も夏が終わってしまう

あんまりかわりばえせんな

焦燥と空虚を足して二で割って自棄と怠惰に味付けている

まだしっかりと読んでないから活かされいるはずもなく

排泄と愛の境が曖昧になって吐き気がしたので休憩

60年目の8月6日に

六十年前の悲劇は知ってるが 式に出るほど深刻じゃない 黙祷の合図にまぶたは閉じたけど何を想えばいいのだろうか